流行物も避けていた。関係ない、興味無いって感じで。
群れるのがにがてだった。自分は違うって。
自分は特別なんだって思ってた。偉い人間って事じゃなく、孤独になってしまう人間なんだって勝手に思っていた。
救いは音楽だけだったかもしれない。
社会に出てそれは薄らいだけど、何処か距離は置いていた。
仕事上の付き合いはそれなりに出来ていたと思う。
でもそれだけだった。
SION ”バス”
人が好きで人が嫌いで 一人が好きで一人は嫌で
気にして欲しくて ほっといて欲しくて お前がわからない
なにをやってもうまくいく奴がいる
きっと木の上から魚だってとれる
そして俺ときたら腰まで水の中
穴のあいた網を振り回している
鬱で過ごしている今、家族がいて本当に良かったと思う。
妻や娘の笑顔があるだけでいい。
今はそれだけでありがたいし、このままであって欲しいとも思う。
現実があるのは確かだけど、今はいいや。
苦しい顔や、脅えている姿を今見せたくない。
もうちょっと力を貯えてから、頑張る姿を見せたい。
※なかなか娘の遊び相手になってやれないが、肩車遊びでチャラにしてくれるかな？
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